なーおばさん便りⅡ



しっぽのある娘たちと共に 1

「グッバイ。」と もの見る事と職と恋に 軽く手を振り 27歳を生きる  1972年の夏、私は自分の両目の視力が2度ともどってはこない事を、誰も私には告げてはくれなかったけれど、病室のベッドの上で悟りま... 続きを読む



『ローマへの旅』

 ローマに出席する10日前の日に、私の入れ歯が割れました、それも《季節のてんぷらと蕎麦定食》のランチを食べている最中にです。 あわてて歯医者さんに出かけましたが、ドクターのT先生はかわいらしい声で「ア... 続きを読む

 

『いやなものはいやなんですって』

 フローラは歯茎の弱い子でした、だから一緒に暮らし始めてから歯みがきにはとても注意をはらってきました、うっかりしようものなら口臭が強くてとてもこまったさんになってしまいます。 最初は訓練の時に教えても... 続きを読む



『コロナワクチン7回目の接種です』

 看護師さんが注射器をもってきたとき、フローラは「えー!」とばかり、横っちょを向いてしらんぷりでした。 そして自分が注射されるのではないとわかったら、大急ぎで、私の膝にあごを乗せてお母さんの私が注射さ... 続きを読む



『町のキリストに遭える日』

 月に1階、私とフローラは赤羽まで出かけます、教会のロザリオの祈りの集いに出かけて行くのです。 つい先日の事でした、やや遅刻になるかなーの状況でわが家を飛び出しました。 まわが町の最寄りJR駅、ここは... 続きを読む



『冬支度のはじまりです』

 2023年の秋は実に慌ただしく過ぎて行きそうです。 すっとんと過酷な暑さの夏がやっと去ったと思ったら、あっという間にキンモクセイの花の香りが透明な空気の中に漂う日が始まりました。 そして今年はどうし... 続きを読む



『2023年秋、なかつち駅舎の風は……』

 4日、5日と出かけた小谷村はあまりお天気にはめぐまれなかったのですが、でも約束どおりにうっちゃんが妙高高原から車により子さんを乗せてやってきてくれました。 そして約束どおり糸魚川に向かう途中でなかつ... 続きを読む



『2023年の9月はつらい別れから始まりました』

 9月2日の早朝、信頼し心から尊敬していました森司教様がお亡くなりになりました。 その知らせを電話が告げた時、私の頭が真っ白になって、気持ちはドーンとどこかへ落ちていきました。 心がつらく、重いものを... 続きを読む



『夏になると思い出す本』

 暑い夏になると思い出す一冊の本があります、それはモーパッサンの《女の一生》です、最初に読んだのが小学六年生の夏でした。 当時高校1年生だった姉の机から内緒で、姉の不在の時に読むのですから、玄関のすぐ... 続きを読む

ページの先頭へ
前のページに戻る