女子会の集い

9月29日、とても秋のお彼岸が過ぎたとは思えないほどの昼下がりの暑さでした。
私とフローラ、そしてOさんとHさんの3人とフーちゃんとで久しぶりの《女子会》をひらきました。
この日は日曜日、主日のミサがあったので、浅草教会マリア様のところでと待ち合わせ場所を決めて、《都立忍ケ丘高校》を中心とした浅草橋の街を2年ほど前に亡くなったというFさんの追悼ウォーキングをして、有楽町線で最近知り合ったTさんのお店を訪ねました。
そしてベーグルサンドイッチとピザでブランチタイムを過したのです。
私とHさんは赤ワインを、Oさんはアイスティーを飲みましたが、フーちゃんはなーんにもで椅子の下で眠っていました。
そこから椎名町にて聖母病院とカトリック教会の聖堂をしばらく見物。
そしてカテドラル教会に足を延ばして、関町教会の聖堂でも、しばらくの黙想タイムを過しました。
この関町教会はカテドラル教会とも言って、日本のカトリックの主教会、聖堂は私がまだ高校生の時代に、上空から眺めると屋根が十字架を作っている画期的なデザインということで盛んにその関連本に載りました。
そこから江戸川橋駅まであの急な坂を下ります。
その時思い出したのはかつて私が最初に《朝日歌壇》に投稿、近藤先生選で取り上げられた作品です。
《胸ふかく第9の余韻とどめおき 坂多き町 盲導犬と帰る》でした。
これはまだ1頭目ベルナと生活していたころ、夫が幼かった幹太と留守番をしていると言ってくれたので、久しぶりに、本当に久しぶりにベートーベンの第9番交響曲を楽しむために出かけてきたのでした。
このカテドラルの聖堂でマエストロ 小沢さんの指揮で第9が演奏されて、その帰り道雪が降ってきて足を滑らせないようにこの急坂を下った、それを歌った私の作品です。
東京生活も50年を過ぎた私にはあちらこちらに『忘れられない思い出の場所』がたくさんあります。
この教会から江戸川橋駅までの坂道もそのひとつなのです。
ちなみに今回の女子会Oさん、Hさん、そしてFさんもTさんも、私もフローラもベルナも、全て女子、まさしく9月最後の日曜日昼下がりの女子会でした。

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