『康雄くんの喪中のハガキ』

11月末になりますといつも喪中のハガキが届きます、そして今年の喪中のハガキの中に幼友達の康雄くんのものがありました。
驚きでしばし呆然としてしまいました。
6月に康雄くんが亡くなったという、彼の奥さまからのものでした。
まだコロナがこんなに大騒ぎしていない頃、川越で彼と彼の奥さまと出会ってお昼ごはんを一緒しました。
「康雄くんの奥さんって康雄くんのお母さんになんだかにているね。」って私が言うと、彼も彼の奥さまも嬉しそうに笑いました。
私たちは育った家もすぐ近くで、小学1年生のクラスも一緒でした。
高校3年間も同じクラスでしたが、いつでも私たちには男の子と女の子の感情しかありませんでした。
2022年の秋のおわりに、幼友達だった康雄くんの死の知らせは私の気持ちの中に寂しく届きました。

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