私は手まめな家庭人の父と、何でも自分がやらなければ気のすまない夫との生活を過ごしてきたので、その結果クギひとつ打てない、電池ひとつ取り替えられない、まるまる機械オンチ人間なのです。
近頃コロナウィルス蔓延のために、顔を合わせての会議、会合がとんとなくなってしまい、そしてITを使っての集まりと変化してきたのですが、機械に弱い私は頑固にそこに参加する事を拒否してきました、しかし集まっての話し合いが６か月以上できない結果、そうもいかなくなってしまったのです。
コロナウィルスのためにずーっと開かれなかった東京カトリック障がい者連絡会がどうにも会合を開かなければならなくなって、ついにZOOM会議という事になりました。
私はデスクトップパソコンにカメラとマイクを設置して、これに備えていましたが、いよいよ１９日午後から開かれる運びとなって、気の小さな私はちゃーんと時間通り入っていけるかしらと胸ドキドキでしたが、あれーっていうほど簡単に入る事ができました。
これって私たち視覚障がい者には見えないけれど、カメラがとらえて、その人の顔の表情さえみえるんですってね、だから途中で大あくびなんてしたら大変だわーって、緊張緊張だねって思いました。
それに何故か、空を飛んでくる声の方が聴きやすいようにさえも思えるのです、不思議な事ですね。
しかしカメラで映し出される相手の人たちの顔が見えないためでしょうか、話し合いをしている実感が感じられない、これはあくまでもコロナウィルス対策のひとつでしかないのかなー、これは終わって視覚障碍者・全盲の私が思った事でした。