『町のキリストに遭える日』

 月に1階、私とフローラは赤羽まで出かけます、教会のロザリオの祈りの集いに出かけて行くのです。
つい先日の事でした、やや遅刻になるかなーの状況でわが家を飛び出しました。
まわが町の最寄りJR駅、ここは40数年つかっているからまったくOK、4号車に乗り込みました。
秋葉原駅の乗り換え、ここで間違っては東京方面に行く階段からホームに下りたら大変、オーミステークなんてもんじゃあないわ。
それなのにこの日に限ってうっかり間違えて、ホームに下りたら、そこは京浜東北線の東京方面のホームだったわ、あわてふためいてエスカレーターで連絡通路まで下りたけれど、今度は上がっていくホームの階段の位置がわからない。
「すいませーん!」と空気に向かって声をかけたら、「どうしましたか?」と男の人の声、町のキリストとの出会いです。
そしてその男の人の声に助けられて、無事に上の、大宮方面のホームに、そしてやって来た電車にあわてふためき、フローラと飛び込みます。
なにしろ待ち合わせ約束時間にやや遅刻なんですから。
赤羽駅でホームに降りました、ところがこの赤羽駅は改札口にたどり着くのが難解な駅なんです。
3階の駅ホームから1階の改札口通路まで直通階段もエスカレーターもないんですから、誰がこんな設計にしたんでしょうねー。
そこで又私の「すいませーん!」という声が、そして「どうしましたか?」とまた今回も男の人の声、今日は町のキリストに出会う日なんですね。
私とフローラはその男の人の声と共に歩き、無事に南口改札口に到着、Tさんの笑顔に今月も無事に出会う事ができました。
町のキリストさま、ありがとうございました、そして来月は町のマリアさまにであえるかなーー!です。

【写真】協会の前で 

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