桜が散り始めると、レンギョウの黄色い花が咲き始めます。
この花ビラは十字架上になって咲いていて、イエス様の花なのかもしれませんね。
そしてレンギョウの花の黄色い色合いがきれいと思う頃、やはり黄色いやまぶきの花が咲き始めます。
子どもの頃、私の七重という名前の後には、必ずほとんどの人が
《七重八重 花は咲けどもやまぶきの
みのひとつだに なきぞ哀しき》と、太田道灌さんの歌がついてきました。
だから私の花はあのやまぶきの花なんだと、子ども心にずーっと思って来ました。
そして私は自分の花の歌を造ったのです、中学生の頃だったでしょうか。
《やまぶきは 小さき花に想い秘め
色鮮やかに 咲きいてさみしき》
今年もやまぶきの花の黄色は、春の陽気の中で静かに佇むように咲いていますでしょうか。