『北風小僧の寒太郎』

2022年のお正月は近頃になく寒い日々でした。
外を歩いている時も北風がピューっと首を通り過ぎていくと、思わず首を縮めてしまいます。
そんな時、息子の幹太がまだ保育園に通っていた頃、そうそうあの北風小僧の寒太郎の歌を手をつないでよく歌って帰ってきたわ、ベルナもうれしそうにしっぽをブラブラ振ってねーと思わず、しばしなつかしさとしみじみ感いっぱいになってきてしまいました。
子どもがまだ幼かった頃は母親の一番幸せな時期です。
手はかかるもののその幼い小さな手を握れば、その手にいっぱい未来があるんだなーと思い、「おかあちゃん」と内緒話を耳にごにゃごにゃ言ってくれれば、そのくすぐったさとかわいらしさに目を細め ・・・・。
ああそれなのにそれなのにです、わが息子も今年は40歳、あっという間の事だったような、それでいてあの事も、この事もあったから、あれからずいぶん過ぎたんだわねーと指折り数えたり ・・・・。
今年のお正月3が日は未来を思うよりはるかに過去を見つめて過ごしたように思います。

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