私は夏には1回だけでも必ず冷やし中華ラーメンを食べることにしています、しかしそれはどこのお店のというようなこだわりはなくて、たまたまの時にたまたまのお店で食べるだけの事なのです。
2020年夏は、某駅の近く、《丸井》の中のレストラン街、中華料理屋で友達のNさんと一緒に入って食べました。
まず注文にテーブルを回ってきた声のかわいらしいウェートレスのお姉さんに「この冷やし中華の中に鶏肉は乗っていますか?」とたずねます、私は鶏スープはまあ良いのですが、肉は精神的に受けつけなくて、食べることはできないのです。
テーブルの向かい側でNさんが「あんなにおいしいのに、どうしてダメなのかしらねー?!」とからかい半分に言っていますが、それらは完全無視です。
幼いころから私は肉類はあまり好きではなかったのですが、特に鶏肉はその形状で鶏さんのどこの部分なのかがすぐにわかります、すると私の頭の中に鶏のその部分がススーッと浮かび上がってくるのです、そのとたんにまず気分が悪くなってきて、食べることを強く拒否する力が働いてしまうのです。
だから鶏肉だけではなくてたとえば豚足とか豚の耳とか、牛タンなどもまず絶対というほど口にはしません。
今回は結果的に鶏肉も、蒸海老も、調理した後でラーメンの上に飾るものだからと、特別に私の鶏肉はNさんのどんぶりへ、彼女の海老は私のどんぶりの中にで話は一件落着となりました。
「本当に 手間のかかる人だわねー」のNさんのからかいには、今度は笑顔で応えておしまいとしました。
次に冷やし中華ラーメンを食べるのは2021年の夏ということになるでしょうか。