4日、5日と出かけた小谷村はあまりお天気にはめぐまれなかったのですが、でも約束どおりにうっちゃんが妙高高原から車により子さんを乗せてやってきてくれました。
そして約束どおり糸魚川に向かう途中でなかつち駅に立ち寄ってくれました。
前にこの駅にやって来た時より無人駅の駅舎がなんだか少し模様替えをしたみたいで、山の小さなかわいらしい駅舎になっていました。
目をつむると一瞬にして70数年の年月が逆フイルム回転で、改札口の横からホイッと40代後半の父が赤い襟章をつけた駅長さんの姿て顔をのぞかせてくれるような、そんな気配の漂う私にはとても懐かしい場所です。
そして目をつむって、顔の周りをそよぐ2023年の秋の風をあじわえば、ただちにこの風があの風になり、まぶたを開けば懐かしい顔に会えるような、そんな気持ちをしばらく味わって、今回はさよならとしました。