『2023年の9月はつらい別れから始まりました』

 9月2日の早朝、信頼し心から尊敬していました森司教様がお亡くなりになりました。
その知らせを電話が告げた時、私の頭が真っ白になって、気持ちはドーンとどこかへ落ちていきました。
心がつらく、重いものを抱えていた時、講座に通いながら、その静かで穏やかなお声を耳にするだけで、その心の重さは少しどこかへいってくれるような気持を感じていました。
司教様はどんな時にも、どんな質問に対しても、限りなく深いお声で言われます。
「イエス様にゆだねなさい。」とです。
そして私はその都度、「そうだわ。」とうなづくのです。
自分で迷いながら、あーかこうかと思いめぐらす必要はないのです、今私の目の前に示されたこの道がどんなに苦しくても、つらくても、私が行く道なのだとです。
7月の前期最後の講座のおしまいのところで、森司教様はご自身のご病気の話をされて、「暑い夏の間は病室で静養して、秋には元気にまたみなさんと共に学びあいましょう。」とおっしゃいました。
その9月予定されていた1回目の講座は9日の土曜日午前10時30分からでした。
その日、私は司教様の事を思いながら、静かな一日を過ごしたのです。

フーちゃんの背中

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