あのね、昨日わたしんちに『アベノマスク』が届いたんだ。
うちんちのお母さんがあまり気のないようすで「あらー、これがあの『アベノマスク』なの？！」って言ったんだよ。
外からでも透けて見えるように1枚づつラッピング、それが2枚封筒に入ってわが家の郵便ポストに入っていたんだよ。
「ねーフーちゃん、これってきれいかなー、虫くっついていないかなー、何かゴミくっついていない？？？」って、お母さんが私の前でそれをヒラヒラさせて見せてくれたけれど、でも朝お医者さんへ行くときに通り過ぎた駅前の《ドンキー》にはマスク
が山積み、大安売りをしていたわ。
「そうそうそうよね、いまさらマスクでもないでしょう、次のコロナウィルスの波に備えよってことなのかしら？」ってお母さんはまたまたマスクの袋ヒラヒラさせて、「それだったらアベノマスクも今度はずいぶん手回しの良い事ですわねー」と言って
、私の頭をそのマスクの袋でポンポンしたんだよ。
なんで、なんで、そんなことを、わたしアベノマスク関係ないもんねー！！！