わたし郡司フーちゃん

あのね、わたしとってもすてきなプレゼントをもらったんだよ、それもデンシャの中でね。
一人の男の人が座席に座っているうちんちのお母さんにこう言ったんだよ。
「これワンちゃんに、好きな食べ物を買ってあげてください」って。
お母さんはあわてて、「いいんです、いいんです」と言うんだよ。
「えー、いいんですなんて言っちゃうの?!」ってわたしおもったんだよ。
でもその男の人はドアが空いたらすぐにホームに出て、さっさかさーと行ってしまったんだよ。
その夜はわたし牛肉を食べたんだよ、それも和牛、松坂牛をね。
ああーっていう間にすすっとのどを通り抜けて、「アラー、おいしいのがおなかにいっちゃったわ」と、わたし思ったんだよ。

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