『思い出はやはり重すぎます』

 3年おやすみだった小田さんの「クリスマスの約束」をテレビで見た、私がテレビのスイッチを入れるのもほぼ1か月ぶりの事だったんだけれど。
懐かしい歌が流れ、やがて私の頭はどんどん後ろへ、後ろへとコマが送られていって、うれしかった事、幸せだと思った事、つらかった事、苦しかった事、嫌だなーと思った事、憎んだ事、哀れでかわいそうと思った事、さまざまな場面がどんどん広がっていきます。
その時は既に私の意識にはテレビの小田さんの歌声はまったく耳に入っていないんだけれど、でも見えない目はテレビの画面を見ているのです。
そして思います、「今の私には、思い出は重すぎるわ」とです。
なぜか3年ぶりの小田さんの歌声は、こんな事を考えさせられる時間でした。

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