『フーちゃん驚くの巻』

9月のおしまい頃、朝お店が開くとほぼ同時にユニクロの中に入って、欲しいスエットパンツを選びます。
朝早い時間だとお店のお姉さんが付き合って品物選びをいっしょにしてくれるからとても助かるのです。
Sサイズはウエストが入るかどうかをお見せのお姉さんが心配してくれて、足の長さ、そのだぶつきを私が気にして、それではという事で日頃入ることのない試着室に入
りました。
ところが、ところがです。
フローラがびっくり仰天、足をつっぱって全面カガミを見つめているのです。
「あれー、あそこにかわいらしい奴がいるけど、お母さんとなかよしみたいだけど、あれって誰、だれなのー?!」ってカガミに写る自分を見つめているのです。
「あらー、フーちゃん、あれはこのあなたよ」
笑いながら鼻先をつつくと、それに気づいたのでしょうか、とても恥ずかしそうにうつむいているかわいらしい6歳のフーちゃんでした。
こうして2021年の秋がはじまりました。

写真1 後ろ姿(マンションの前で) 写真2 後ろ姿(マンションの前にて)

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