『西日を背に受けて歩くって』

 やっと私の腰痛も快方に向かってくれるようです、今日は久しぶりに冬ばれの午後錦糸町にフローラと出かけました。
このところは腰の痛さのために思うように歩けない状態でした、だから買い物もぎりぎりまで出かけないという怠け者を決め込んでしまっていました。
それが今日はこの冬ばれの空模様に誘われて往復徒歩で買い物に出かけられたのですから、このところの私としては上出来でした。
そして夕方西日に背中を追われてわが家にもどりました。
私は以前からこの西日に背中を包まれて歩くのが大好きでした、夏はたまらない西日でさすがの私もノーサンキューですが、それ以外の季節は優しくて、温かで、包容力たっぷりに惜しみなく私の背中をを包んでくれます。
「よーくがんばるね」と言ってくれるような気持ちがします。
気持ちのはずませている日はますますルンルン感、足取りも軽やかにですし、心寂しい日には「がんばるんだよ」とはげましの声が聞こえてくるようで時々涙がホロッと流れてくる事さえあります。
もうすぐ立春です、冬の西日ともさよならとなります。
私の2021年は始まった早々から人とのつらい別れがありました、大切なものを失ってしまうという失態もありました、でもやはり春がくるんだなーの気持ちはささやかな希望の気持ちでもあります。
「さあフーちゃん、お母さんと一歩、一歩の歩みだよ」と声をかければ、「うんうん、わかっているってばー」のフローラのしっぽが高々と上に挙げられ、ブンブン振って応えてくれます。

【写真】スポーツセンターをバックに
【写真】背中に西日を受けて

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