わたし郡司フーちゃん

 あのねわたしって、この間お出かけの最後、帰りのデンシャの中で『ドシャー』ッて吐いちゃったんだよ、それもホームに下りて休み休みデンシャを乗り換えたんだけれど、4回もね。
お母さんもあわてたけれど、ガイドヘルパーKさんも大慌て、後始末に汗だくだったのよね、「本当に申し訳ない、ごめんまさい」の気持ちだったわー。
でもその時居合わせた周りの人たちのやさしい対応、親切な気持ち、うちんちのお母さんも、Kさんもうれしかったって言っていたけど、わたしもとってもうれしかったわ。
そしていつも通っている動物病院にはたどり着ける状態ではなくて、連絡をとりあってもらって『菊川駅』から歩いて行ける病院へやっと、やっとの思いだったわ。
そして注射2本の痛かったこと、だけれどわたしがんばったのよ、「いたいー!?」なんて一言も言わなかったもんね、そうしたら物静かな女医の先生とチャーミングな感じの看護師さんが、「えらーい!さすがだわー!」とほめてくれたんだよ。
いつものドクターひらいのところに診てもらう日は幹太兄ちゃんも一緒に行ってくれたんだよ、そその結果はこれといって原因無し、急に暑くなって体調不良ってことにおちついたのよ、お母さんが一番「よかったわー、ホッとしたわー!」って言っていたよ。
でもお母さんがわたしの頭をなでながら、「かなわないのはさ、フーちゃんが具合が悪くすると、お金がドドーッてふところから出ていってしまうってことだわねー」って小さく笑っていたわ。

帰宅して一安心のフーちゃん

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