わたし郡司フーちゃん

 あのね、わたしとお母さんは11日地下鉄江戸川橋駅で下車、そこからあの坂道を「ふーふー」って息を吐きながらドンドンあがってね、途中でお昼ごはんのサンドイッチを買った関口パン屋でお母さんだけコーヒーをおいしそうにのんだけれどさ ・・・・・、『聖 カテドラル教会、聖堂』での《病者の祈り》に出かけて行ったんだよ。
そして祈りのミサが終わった後、うちんちのお母さんが大主教様にこうお願いをしたのね、「どうかこの私の盲導犬フローラに祝福をいただけないでしょうか」って。
大主教様がすぐにお応えになって、「はい、ではね」ってごくごくお気軽にお引き受けくださってね、わたしはお母さんの突然のお願いにも驚いたけれど、大主教様のその率直なお応えにも驚いちゃったんだよ。
そして大主教様の手がわたしの頭に、祝福の言葉が続いて、わたしは動かないでおとなしくしていたわ、そうしたらそうしたらまあどうでしょうか?!?!
あったかなものがずずーっずずーっって頭の中に入ってくるみたいだったのよね。
これってお母さんがよく言う『生きるエネルギー、パワーってものなのかしらねー!』ってわたし思ったんだよね。
コーヒーを飲む郡司さん

家でくつろぐフーちゃんの写真

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