紫陽花の花がきれいでした。

友達と伊豆高原に日帰りで出かけました、そこに住むKさんが「お久しぶりねー」って車を持って駅まで出ていてくれて、私たちは「四季の花公演」に行きました。
ここは広い公園の敷地の中に、季節ごとに多種多様な花が咲いているというところなのです、そしてこの季節はやはり「紫陽花の花」でした。
かつて私の子供のころ、住んでいた高田のわが家は前に用水路が流れていて、それぞれの家には小さな橋を渡って玄関という佇まいでした。
雪国は家の周りは冬の季節雪下ろしのために敷地を広くとっていますので、父が丹精していた庭には季節の花が彩りよく咲いていました。
わが家はその橋を渡った所、大きな紫陽花があって、梅雨の季節にそれは見事な青紫色の大きな手鞠型(てまりがた)の花をその用水路のたもとで咲かせるのでした。
紫陽花は父が手入れを怠らなかった庭の花のひとつ、その紫陽花の色合いの見事さは、近所ではかなり評判のものでした。
今回の四季の花公演の紫陽花の花はほとんどの種類が額紫陽花でみごとというより上品な花の数々でした。
売店で紫陽花茶を買ってきました、ほのかに甘くて、それを飲んでいると用水路にたれて咲き乱れているあの紫陽花の花、父の顔が思い浮かんで、とても懐かしい気持ちになりました。
すっかり忘れていましたが、今月6月は「父の日」でしたね。

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